噴火湾・秋海編

秋の噴火湾自然が産んだ生命がこの海へ

大自然が産んだ生命の恵みを漁港へ運ぶ。
北海道の富士といわれる駒ヶ岳の海面から朝日が昇る。
日の出をみながら落部の漁師たちは深夜から朝までこの大海原を駆け巡るのである。
噴火湾と漁師と漁協。生産者が一つになるこの瞬間

朝日にむかい、磯船や大型漁船が漁をする。噴火湾の秋はおだやかで優しい凪である。しかし海原は時にきびしい現実を漁師たちにあたえる。

落部漁港の白灯台。灯台は365日漁師たちの目印として常に海を見守る存在である。噴火湾・落部沖を春夏秋冬、休むことなく漁師たちの目印として働いている。

深夜から沖に向かい、漁を終えた漁師は漁港へ戻る。噴火湾の漁場から西へ移動するのである。

深夜から続いたえび籠漁。早朝漁港に到着し雄と雌に選別され陸揚げをする。

たくさんの卵がついた雌の海老と雄を選別。型は大きく噴火湾の自然が産んだ生命の強さを象徴するようだ。こうして噴火湾の一日は終わり、また深夜に続くのである。